このサイトでは、鴻上尚史(こうかみしょうじ)の紹介を中心に、 彼の今までの生きてきたプロセスや主催した劇団、「第三舞台」について、そして彼の著書について述べています。
鴻上尚史について関心を持っていただければ幸いです。
06 おススメ本
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「ファントム・ペイン」(白水社)
この物語は、「スナフキンの手紙」の続編になっていて、「第三舞台」を10年間封印することになった、その最後の上演作品になります。
「ファントム・ペイン」のスタートには、「スナフキンの手紙」のような冒頭部分の軽いとも言われがちな軽快さはありません。後半になるにつれ、登場人物それぞれが初対面・7年越しの再会のなかでお互いに馴染んでゆくように、鴻上戯曲独特の軽快な展開が見えてきます。
しかし、この物語には「緊迫」という言葉が非常に良く合っているというように感じます。元の世界で馴染めなかった者と「平成」という世界に馴染めないでいる者が、自身の選択によって生き方を決断するプロセスで、各々の苦悩が見え隠れします。
「如何に生きてゆきたいのか?」という問いに問われたとき、あなたはどういう答えを出しますかと聞かれているようで、様々な想いが錯綜する作品です。
(物語の説明)
「スナフキンの手紙」でパラレルワールドである「平成」に飛ばされてきた男女7人の約7年後を描いてゆきます。
その7人と、彼らの「どこか違う」感に魅せられて集った男女が今回のストーリーの登場人物になります。彼らがネット上の「スナフキンの手紙」ということばに引き寄せられ結集した時、パラレルワールドへの扉が再び開かれるのです。
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